integrated_report_2022

タキロンシーアイグループの統合報告書2022です。


>> P.33

タキロンシーアイ2030ビジョン創造的進化で地球の未来に確かな「安心」と「心地よさ」をとどける企業グループ新規領域モビリティ包装用フィルムヘルスケアIoT植物工場DXの活用●know-how、know-whoの共有化●開発プロセス管理の可視化●イノベーションツールの導入など人材育成強化●外部専門家によるコンサルティング活用●外部研究機関や大学への派遣●DXによる社内ナレッジ活用強化などCX202320191,1651,1340.83%0.84%0.86%2.00%1,2143,140百万円202020212023年度(目標)研究開発投資の強化中期経営計画CX2023では研究開発投資を増額、さらなるスピードアップを図りますタキロンシーアイの中期経営計画「変革への決意CX2023」の重点実施項目にある「社会課題の解決」「新事業・新製品・新技術の獲得」を目指し、SDGsを含めたサステナビリティに貢献する新製品開発を実施します。既存分野、新分野において環境負荷低減や環境配慮型新製品開発を実現すべく環境影響度評価を考慮した設計を推進しています。持続可能な社会への対応のほかに、市場環境変化として少子高齢化・労働人口減少におけるAIやロボットの普及、スマート化社会でのIoT活用の進展、自動車のEV化に求められる軽量化や内装材の機能化、経済性と環境性を両立した住まいの進化などを見据えており、これらの中から注力対象とするニーズを抽出していきます。要素技術とその対象分野としては、材料配合、成型加工技術をベースに多層化・延伸技術などを用いた機能フィルム・シートの設計、ナノ・相溶化技術を用いた複合商品設計、塗料設計・コーティング技術を用いた表面機能化商品などを中心に研究開発を行っています。CX2023では、売上高比率2%を上回る研究開発費を投入し研究開発を強化していきます。開発スピードアップに向け、外部機関・パートナーとの協業、外部専門家の招聘、IPランドスケープを活用した情報分析、DXソリューションの導入等を実施するとともに、若手研究者の育成に向けた課題解決研修、外部機関派遣なども行っていきます。研究開発本部長メッセージ常務執行役員研究開発本部長岩﨑秀治32


<< | < | > | >>