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1919年1982年1955年19601930198019701978年432「瀧川セルロイド工業所」創業1935年「瀧川セルロイド株式会社」に改称し、法人組織とする1959年「タキロン化学株式会社」に社名変更1961年大阪証券取引所株式市場第二部に上場1963年「ハマ化成株式会社」発足1965年「神戸樹脂株式会社」設立1971年ハマ化成と神戸樹脂は合併し、「シーアイ化成株式会社」に社名変更1973年東京証券取引所株式市場第一部に上場、「タキロン株式会社」に社名変更1社会課題への挑戦挑戦の歴史当社は1919年創業以来、時代の変化を的確に捉え、社会課題の解決とお客様のニーズに応えるため、何事も恐れず様々な挑戦を続けてまいりました。再製セルロイドの販売開始硬質塩化ビニル板販売開始「スカイエイト」販売開始水膨張性止水材「ビノンアクアATR(現・ビノンハイドロタイト)」販売開始リサイクル市場のニーズを捉えた素材への転換防滴・防塵・防霧止水・遮水1234再製セルロイドとは、セルロイド生地を加工する際に発生する端材(平均20%の端材が発生)を原料として再びセルロイド生地に作り上げるもの。新製生地とほぼ変わらない高い品質が評価され、加工業者からの発注は増加していきました。セルロイドの弱点を克服するため、1948年難燃素材として塩化ビニル樹脂の研究を開始し、1955年硬質塩化ビニル板「タキロンプレート」販売開始。1957年雨どい、1958年押出製法による硬質塩化ビニル波板、1961年ポリカーボネート板製造開始。金属製(トタン板、ブリキの雨どい)から錆びない、軽量のプラスチックへの移行が進みました。作物の病気の原因となるビニールハウス内の霧。「霧のせいで雨合羽なしでは作業できない」などの農家のご意見から1976年頃から防霧対策に乗り出し、実験開始から3年、濡れたフィルムの表面の性質を変える特殊なシリコンを配合することで、霧の発生を抑えられることを発見。1978年「スカイエイト」を販売開始し、特許も取得しました。合成ゴムと吸水性樹脂を特殊製法により混合・成形。水で膨らむことで地下水の浸水を阻みます。地下トンネルのセグメントシール材やコンクリートの目地止水材に使用されており、現在、アジア各国の地下鉄建設で活用されています。セルロイド生地防霧性なし東京湾アクアライン海底トンネル海ほたるビノンハイドロタイト製品試作機と研究グループ防霧性あり(スカイエイト)3タキロンシーアイグループ統合報告書2022