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CO2排出量削減に向けた取り組みタキロンシーアイグループは、温室効果ガスの長期削減目標がパリ協定に整合する持続可能な企業であることを示すため、従来のWB2℃※に沿った目標(Scope1・2について2030年度で2018年度比30%削減)から35%削減へ上方修正し、CO2の削減に取り組んでいます。※WB2℃:世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑える温室効果ガス削減目標排出量分析2021年度の温室効果ガス(CO2)排出量は625千(t-CO2)でした。このうちScope1・2では81千(t-CO2)で全体の約13%、Scope3は544千(t-CO2)で全体の約87%を占めています。Scope1・2Scope1Scope2Scope313%87%Scope1・2のCO₂排出量単位:(千t-CO₂)※2018年度2019年度2020年度2021年度109898381Scope3のCO₂排出量単位:(千t-CO₂)2018年度2019年度2020年度2021年度261244223544※2021年度は算出対象をグループ全体、かつカテゴリー1~15全体へ拡大※タキロンシーアイグループの原単位のCO2排出量については、前年度比1%削減を目標として取り組んできており、非財務データ(P.68)に掲載しています。Scope1・2の排出量削減策Scope1・2の削減として、タキロンシーアイグループの各生産拠点で従来から取り組んでいる「省エネ」活動に加えて、2021年度は一部の生産拠点で太陽光パネル設置による「創エネ」を取り入れました。今後は目標達成に向けて、抜本的な削減策の検討と並行して、従来取り組んできた省エネ活動の更なる強化を図り、エネルギー使用の最適化に向け取り組んでいきます。Scope3の算定と排出量削減策Scope3については、2021年度からグループ全体で、1~15の全カテゴリーに対象を拡大しました。そのため2020年比で320千(t-CO2)排出量が増加しています。Scope3排出量の中で、カテゴリ1(購入した製品・サービス)が約59%、カテゴリ12(販売した製品の廃棄)が約25%を占めています。引き続き算出精度を向上させながら、カテゴリ1と12を重点的に削減しながら、サプライチェーン全体でScope3の排出量削減に取り組んでいきます。安冨工場単位:千t-CO2カテゴリ2019年度2020年度2021年度1購入した製品・サービス177.0178.0318.72資本財24.08.014.73Scope1・2に含まれない燃料およびエネルギー活動13.013.017.24輸送・配送(上流)25.022.038.55事業から排出される廃棄物1.02.02.06出張3.01.03.07雇用者の通勤0.40.41.08リース資産(上流)対象外対象外対象外9輸送・配送(下流)(未算定)(未算定)4.010販売した製品の加工(未算定)(未算定)対象外11販売した製品の使用(未算定)(未算定)8.012販売した製品の廃棄(未算定)(未算定)137.713リース資産(下流)(未算定)(未算定)対象外14フランチャイズ(未算定)(未算定)対象外15投資(未算定)(未算定)対象外40