integrated_report_2022

タキロンシーアイグループの統合報告書2022です。


>> P.30

機能フィルム事業の成長戦略事業を通じた社会価値創出「ボンセット」はシュリンクフイルム(熱収縮フイルム)のブランドです。各種素材の特性を活かし、ラベル用、キャップシール用、成形品用等様々な用途・内容物に用いられています。ボンセット事業「サンジップ」はプラスチックジッパーテープのブランドです。食品医薬分野をはじめ多様な分野で使用されており、コロナ禍での衛生観念の高まりなどを受けて需要が拡大しています。サンジップ事業事業内容●国内外ともに需要の拡大と用途の広がり(食品、ケミカル用品、医薬など)●国内においては品質基準が厳しく海外安価品の参入が難しい●環境対応型商品への需要の高まり●環境問題の高まりにより包材の素材代替の進行●米中摩擦やチャイナリスク●事業継続のための安定的な原材料の確保●独自の配合技術で用途に合わせて多様な製品を製造できる●国内(平塚・岡山・栃木)と海外(中国・アメリカ・ウルグアイ)に生産拠点を有しており、グローバルな消費立地型の生産販売体制を構築●既存商品以外の新製品の上市が少ない●知財戦略も含めた技術開発競争ジッパーテープ(用途:食品包装用パウチ等)熱収縮フィルム(用途:飲料用ラベル等)環境配慮型製品の開発(ボンセット事業)環境配慮型製品の開発(サンジップ事業)植物由来材料を使用したボタニカルPSシュリンクフィルムを開発済でこれにより石油由来樹脂の使用量を低減(石油由来樹脂の使用率10%低減)することでCO2排出量削減に貢献が可能です。また、PETボトルの再生容易性を考慮した製品も米国では販売開始を予定しており、大手飲料ブランドにて採用が進んでいます。国内海外市場ともに既存製品のリデュース化(樹脂の使用を3%削減)し、環境負荷を減らしていく方針です。また、特に海外市場では包装資材のマテリアルリサイクルに対応したモノマテリアルジッパーの販売を開始します。包装資材のリサイクル性を高めるとともに優れた製袋性能を実現させます。市場ニーズに最適な製品の供給のための開発・設計を行う機能フィルム事業ボタニカルPSシュリンクフィルム循環サイクル(モノマテリアル)29


<< | < | > | >>