integrated_report_2022

タキロンシーアイグループの統合報告書2022です。


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従業員「一人ひとりの安全意識の醸成による安全で快適な職場づくり」これは、タキロンシーアイグループが掲げる2022年度の安全衛生方針です。「従業員の安全と健康」は全てに優先されるものです。安全と健康を保ち、充実した人生を送ることで企業活動も活性化し、価値創造に繋がるからです。当社グループは、その基本となる「安全で活き活きと働ける職場」を自らの手でより良くしていく活動を継続しています。全員参加型の5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)活動や小集団での改善活動を通して、まず、自由に意見を出し合える風通しの良い風土を根付かせること、そして、その風土のもと、安全に仕事をするための設備仕様、作業環境や動作のあり方等、意見交換し、標準化いたします。このように一人ひとりの危険への感性を高めることにより、安全で快適な職場づくりに取り組んでまいります。常務執行役員生産本部長菊地浩德安全衛生マネジメント体制タキロンシーアイグループの安全衛生方針「一人ひとりの安全意識醸成による安全で快適な職場づくり」に基づき、タキロンシーアイグループ各社が安全衛生活動を展開・推進し、労働災害予防や再発防止を実施しています。また、グループ会社間で相互に情報を共有・活用することによって、各社のレベルアップやリスク低減推進体制を構築しています。労働災害を防止するには危険予知能力を高めることが重要となります。その危険予知能力を高めるため、2017年度に安全体感装置を網干工場に導入し、体感研修を実施してきました。2017年度は網干工場周辺の生産拠点を中心に実施し、2018年度からは体感装置を送り込み、全国の生産拠点を対象とした「出張体感研修」を行ってきました。その結果、2019年度末時点でタキロンシーアイ全工場およびグループ会社の生産拠点において、一巡目の体感研修を行いました。また、2020年度からは二巡目の体感研修を開始しました。一巡目では機械に潜む危険を体感することをテーマとしていましたが、二巡目は行動心理を切り口に危険を軽視しないことをテーマとしています。さらに三巡目では自身の行動を振り返り不安全行動に焦点を置いたテーマにしています。このように複数回の体感研修を受講することにより、危険予知能力を維持することも目的としています。今後もVRによる体感装置の活用等を進め、職場における身近な危険を直感的に感じ取れる能力を養います。さらに、その気づきをどのように活かすのかを考え、危険感受性と安全意識の向上を図り、タキロンシーアイグループ全体で労働災害ゼロを目指します。安全体感室安全体感研修で、労働災害ゼロを目指す。TOPIC安全面の重点施策項目①基本となる安全ルールの周知と遵守の徹底②守れないルールの見直しによる安全意識の醸成③災害要因の深掘りによるリスク低減策の実践④関連法規遵守と法改正対応の徹底健康・衛生面の重点施策項目⑤健康診断結果有所見者における再検査の徹底⑥特定保健指導実施の徹底⑦時間外労働による長時間労働者の撲滅重点施策グループ安全衛生活動体系図グループ安全責任者会議タキロンシーアイ各事業所安全衛生委員会グループ各社安全衛生委員会グループ衛生責任者会議従業員統括責任者安全:生産本部長衛生:経営管理本部長事務局安全:生産企画部衛生:人事総務部委員会の構成は労働安全衛生法に基づく【安全】【衛生】生産本部長メッセージ65タキロンシーアイグループ統合報告書2022


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